
防草シートがあっても雑草は生えてきちゃう?リピート除草作業レポート~茨城県阿見町~
2025.09.04
- 実際の現場
「防草シートを敷いたからもう安心!これで雑草は生えてこない!」
そう思っていたのに、気がついたらシートの上で雑草が元気よく育っていた…。
そんな経験、ありませんか?
今回ご紹介するのは、まさにそんなケース。
茨城県阿見町のお客様からご依頼いただいた「除草作業」です。こちらのお客様は定期的にご依頼いただいているリピーターさんで、前回は6月に剪定と除草を行いました。今回はその後の様子を確認して、再び草刈りに入ることになりました。
やっぱり真夏の8月。猛暑の影響もあって、雑草の成長スピードがとにかく早い!
「シート+砕石」という、ごく一般的で効果的な対策をしていても、油断するとあっという間に緑に覆われてしまいます。
「シートを敷いたのに、なんで?」と感じている方にとって、今回のお話はきっと参考になると思いますよ。
どうして?防草シートと砕石があっても雑草がゼロにならない理由
まず最初に誤解のないように言っておきたいのですが、防草シートと砕石の組み合わせは「雑草対策として非常に効果的」です。雑草が伸び放題になるのを防いだり、発生量をぐっと減らすという意味では間違いなくおすすめの方法です。
ただし――完全にゼロにはできません。
なぜかというと、
・風や雨で運ばれた砂や土が砕石の間にたまる
・そこに飛んできた雑草の種が発芽する
・シートの上で根を張って成長してしまう
といったことがあるからなんです。

今回のお宅でも、6月に除草したばかりなのに草丈が1mほどまで成長していて、しかも庭全体を覆い尽くしていました。
原因はシートそのものの劣化ではなく、シートの上にいつの間にか堆積した「土」。ここから雑草が育ってしまっていたんですね。
除草時に守りたい!防草シートを傷めない工夫
今回の作業で気をつけたのは、防草シートを傷つけないこと。
刈払機で深く刈りすぎるとシートを破ってしまい、逆に雑草が育つスペースを作ってしまうんです。
そこで作業の流れは、
1.刈払機で全体の高さを抑えるように刈る
2.刈った草をきれいに集める
3.仕上げに除草剤を散布して根元から枯らす
というシンプルなもの。

ポイントは「根元を残して刈る」ことです。地上部を処理したら、あとは薬剤に任せて雑草の再生を防ぎます。これならシートを守れるし、砕石に刃が当たって飛び石になるリスクも減らせます。
お客様にとっても、防草シートを長持ちさせられるので経済的なんですよね。
定期的な除草作業こそ、一番のローコスト
今回のお客様は定期的にご依頼いただいている方。実はこの「定期的に」というのが雑草対策の最大のポイントなんです。
雑草がまだ短いうちに刈り取れば、時間もコストも大幅に節約できます。
一方で、草丈が人の背丈を超えるようなジャングル状態になってしまうと、作業が大掛かりになってしまいます。視界も悪いし、足元も見えない。刈払機やチェーンソーを扱う私たちにとっても危険が増します。
さらに怖いのは「スズメバチ」。
夏場は気づかないうちに巣を作られてしまっていることが多く、実際に作業中に見つけることもしばしば。「え?知らなかった!」と驚くお客様も少なくありません。こうなると作業を中断して専門業者を呼ぶ必要が出てきたりして、余計な手間や費用がかかってしまうんです。
だからこそ、定期的なメンテナンスこそが一番のローコストで安全な方法なんですよね。
まとめ
防草シートや砕石があっても、雑草を完全にゼロにすることはできません。
でも「工夫した除草作業」と「定期的な管理」を組み合わせれば、草に悩まされない快適なお庭をキープすることは十分可能です。
今回の現場も、草丈1mを超える雑草をきれいに刈り取って、仕上げに除草剤を散布。すっきりとしたお庭に戻すことができました。
「防草シートを敷いたのに雑草が生えてきて困っている」
「砕石の庭が草だらけで手に負えない」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
状況に合わせた最適な方法で、景観と管理のしやすさを取り戻すお手伝いをさせていただきますよ。
今回もリピートでのご依頼、本当にありがとうございました!
次回もまた、きれいに仕上げさせていただきます。